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超☆未期限



気違い日記2

愛も変わらず鏡に向かい自分を罵る日々。
はて、そこに映るのはだれなのか?という疑問も起きなくなり、脱糞もしなくなった。
特に脱糞しなくなったのは大きな進歩と呼べよう。あれはつらい。出す瞬間は前立腺を刺激するように、また、摂食と排泄という機能を持続させるため、それらには快感が伴うせいかはたまた後ろめたさからか、非常に気持ちがいい。が、所詮それは一瞬的なもので、むせ返るにおいとそれを掃除しなければならない現実にゲンナリしてくる。
もちろん気違いがそのようなことを気にしてはいけない。が、常人と気違いへの途中段階にある僕にはまだそれをそのままにできる気概はなく、気になってしまうのもは仕方がない。
毎夜毎夜なきながらそれの処理にあたっていたわけである。
が、このたびついに脱糞せずに鏡の向こうの自分が放つ痛烈な「気違い」という言葉をあるがままに受け入れることができたことにより脱糞をしなくなった。

まて、そうなのか?はたしてボクは気違いというゴールに向かい理性という箍を本当にはずせているのだろうか?はたまた、それはタダ単純に脱糞の処理ならびに直後の自己嫌悪を恐れ、その行為にたいしてむしろ理性の箍が硬くしまっただけではなのだろうか?

バナナを食べながら僕はそれらについて考えていた。
そしえ、バナナを食べ終えるとまた鏡に向かい自分を罵るために洗面所に向かう途中自分の投げ捨てたバナナの皮で足を滑らせ、フローリングで後頭部を痛打する。

痛い。

がめげずにかがみに向かう。
するとそこに映っていたのは見慣れた僕ではなく、ゴリラであった。

ゴリラは言った「バナナ食べたい」
ボクの口が意識が「気違い」というたびに、いや正確には言ったつもりになるたびに、鏡の向こうのゴリラは「バナナ食べたい」とボクの聴覚ならびに意識に訴えかける。

正解は何だ?
この際正解を求めるのは無理かもしれない。
しかし、さっき食べたバナナが家にあったバナナの最後の一本だったのです。
ゆえにゴリラの願いはかなわない。
買いに行くための下着もお金ももうない。
ゆえにボクは冷蔵庫にある福神漬けを食べます。

甘い。
鏡の中のゴリラは満足げにバナナを食べている。
ボクはいや、僕とゴリラはまた新たなステップに進めたようだ。
# by sansetukon4 | 2007-10-20 22:55 | キ違い日記

きちがい日記1

毎日ゴマすって、媚諂って、誤って、卑屈になって、そんなことばかり続けてたら、自分を忘れてしまった。はて、ボクとはどんな人間だったのか?少なくともこんな卑屈ではなかったはずだ。
では、どんな・・だめだ思い出せない。ということは元からボクはこんな性格人格だったのだろうか。
そんなはずはない・・・でも思い出せない。ボクはどんなやつだったのか。
まあ、無理してまで思い出す必要はない。ただ、今日思った。これ以上こんな卑屈にいき続けるのはつらい。とはいえ、もとのじぶんを思い出せないと始まらない。どうしたものか・・・

!そうだ、こうなったら気違いになってやろう!
気違いになれば誰にも気を使わなくてもいいし、いままでボクが媚諂ってた人たちも、ボクが気違いになったと知れば、それまでと僕の態度がかわっても許してくれるだろう。

さっそくボクは鏡に映る自分に向かってつぶやいた。

「お前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだお前は気違いだ・・・・・」

15分がたった。
ボクの目の前には口の端から白い糸をたらし、自分を気違いだと罵る気違いがいた。

どうやら成功したようだ。
ぼくは少し気違いになれた喜びで、脱糞した。
# by sansetukon4 | 2007-10-14 14:24 | キ違い日記

そんな時

最近仕事といったら大概パソコンとにらめっこすることをさすようになってきている。これがいわゆる現代化というやつなのでしょうか。で、ちょっと前に戻るとFAXでしょうか?んでその前が電話。まあ、この二つはいまだにつかいますし、にらめっこというようなものでもありません。では、なんだ?三昔くらい前の人々はなにとにらめっこして会社からお金をもらい、その何割かを国に収め、収めたその何割かを不正に使われて、三未来の今頃になって年金のことを不安がっているんだろうか?
おや、気づいたら文章が完結している。
そうだ、一昔前に「あなたは、何事も先回りして考えすぎる」と大好きだったあの子に振られたことを思い出した。あれは何年前のあのひだったのだろうか?少なくともボクの髪の毛はこんなはげ散らかってなかったし、セブンスターは300円だった。はて?
今セブンスターはいくらなんだっけか?あら、そこにアル自動販売機で調べてみますかなになに年齢認証型?未成年は購入できませんってか。そうするとボクはタバコを買えません。

買えません?

するっていうと僕は未成年。今未成年なのに、一昔前セブンスターが300円と知っている僕は当然もっと未成年であるはず。
そう、少年Aだ。これはまずい。未成年の喫煙は法律で禁止されている。すると、あ、向こうからちょうどお巡りさんが、おいおいすみませんお巡りさん。私一昔前未成年だった自分、いえ、正確には今も未成年なんですが、その一昔前のさらに未成年だった時分、どうもセブンスターを飲んでいたようです。ええ、今はまったく飲んでません。え?なになに?今飲んでいないのなら、今回は大目にみてやる?いえいえ、それは困ります。ほかの未成年で喫煙してるかたがたに合わせる顔が・・え?なぜ自分が喫煙していたと思うかって?それはですね、今三昔くらい前のことをから一昔前大好きだった子に振られたことをおもいだして、え?いや、その子とは何もありませんでした、そうです、手もつないだこともありませんでした。タダ一度、そのこがつかっていた上履きのにおいをかいだことはあります。ええ、一度。なんていうか、草原の香りがしました。ええ、多分阿蘇草原だと思います。え?それはどうでもいい。あ、そうでしたね。つまり、そういった思い出を思い出すうちに、それがいつだったかという問題に直面し、そう、なぜかそれがいつだったのか思い出せなかったので、その年にまつわる僕が覚えているワードを連想していった結果、セブンスターが300円だった年という風な記憶がよみがえり、では今セブンスターはいくらなのかと、そこに自動販売機をみたら年齢認証システムがついていて、つまり未成年のボクはタバコを買えないのにタバコの値段を知っている、つまり過去に喫煙していたのではという結論に達したわけです。え?なんですって?タバコの値段は自動販売機の値段表にかいてあるですって?そして、それは300円で変わっていないと。さらにセブンスターが300円になった年から年齢認証システムがついているので、いずれにせよ未成年の君は300円でセブンスターは買えないですって?
そうすると私は無罪?!それはよかった。ありがとございます。ところでお巡りさん、私もうひとつ質問なのですが、よろしいですか?何、住民の不安を解消するのも本官の務め、これは心の広いお方でよかった。つまりお巡りさん。今の時代、仕事といえばパソコンとにらめっこすることだと思うのですが、
うんうん間違いないおっしゃるとおり、実際本官の仕事もネットパトロールでこうして君に出会ったわけだし。そうですそうです、我々はいま仮想空間、いや、それはもうすでに現実と呼ぶにふさわしき、共通の意識空間で我々はこうして会話しているわけですが、では、一昔前、ふた昔前、この辺は結構です、多分電話やFAXを使いそれらとにらめっこして仕事をしていたのでしょうことは、私にも想像ができます。ふむふむ。そこらへんは君の想像通り、正確にはにらめっこじゃないだろうが、大筋は正しいね。ですよね、ではそれらのものが発明される前、仕事とは何とにらめっこすることだったのでしょうか?
そもそも何とにらめっこして、お金を会社からもらい、その何割かを国に収め、その収めた何割かを不正に使われていたのでしょうか?うんうん、大筋の質問内容はわかったが、一点訂正すると、確かに国に収めた大部分は不正に使われたかもしれないが、その中のわずかは、我々のようなもののお給金としてつかわれ、それがあったので今君の数々の悩みをこうしてボクが聞いているという事実を忘れてはいけないよ。わかりました、忘れません。ので、答えをください。うむわかった、つまり三昔前の仕事とは人とにらめっこすることだったんだよ。

人?

空に瞬く無数の星星、それらすべてが死に絶え、彼らの住む場所はこの現実にはなくなってしまった。彼らは最後の星が死ぬ前にそこに存在したすべてを一枚のディスクに閉じ込めた。そして月の大きさほどもある、ディスク再生機にそれを挿入し、最期のときをむかえた。が、一瞬の死の後彼らはよみがえる、
ディスクの中で、残念ながら、ディスクは完成品ではなく、個々の記憶や、点在する各個現実星星は再現できても、それらを「現実的に」つなげる機能はついていない。

人?

彼は佇む。セブンスターの300円の自動販売機のまえ、コンビニにある交番端末の前で、モニターに映る0と1の数式の前で
いつまでも。

ではでは
# by sansetukon4 | 2007-09-14 00:45

漣錬太郎

僕の名前は漣錬太郎。
今日僕は26になる。

そしてこの記念すべき日、僕は宇宙に旅立つ。

そう、僕は小さなころから夢見てきた宇宙飛行士。
つらいこともたくさんあったけど、ついにその夢がかなう日が来たのだ。

あと30分で僕の乗るロケットのエンジンは火を吹き、あの憧れの宇宙(おおぞら)に
舞い上がる。

はやる気持ちを抑えながら、僕はコックピットで最終調整に入った。

・・・

・・・・・・あ。

思い出さなければいいことを、僕は思い出してしまった
# by sansetukon4 | 2007-02-07 21:52

エンジニアたちへの手紙

ハッピー。
さて、残業も終わりました。

人が年末調整の数字とにらめっこしている間に、
どうやらお馬さんが引退試合を圧勝したようです。

はて、手元には偶然でしょうか、当たり馬券。
ありがとう。サンタさん。

会社を後にして
すっかり暗くなって、イルミネーションが明るい街に出ました。

ああ、寒い。
と、コートのポケットに手を入れると、何か入ってます。

「サンタさんへ。DSLiteとポケモンください」

かわいい子供からの手紙でした。
サンタさんに出すなら、フィンランドに送れって言ったはずなのに・・
妙に打算的なやっちゃな。

まあ、とはいえかわいい子供のためじゃないですか。
さっさとかえって、きゅっと熱燗でも飲みたい気持ちをおさえまして、
行く当てもなく街をさまようカップルをかき分け電気屋さんにくらいいきましょう。

ああ、3件目の電気屋さんでまたしてもDSとポケモンが売り切れなのを確認したとき
僕はあることに気づいてしまった。

まず、僕には子供はいないこと。
そりゃそうだ。生まれてこの方、女性と手も握ったことがないって言うのに、
どうして子供いようものか。

ではこの紙ッきれは果たして誰が僕のコートのポケットにいれたのか?
ま、そりゃ、僕自身に決まってるわな。

いやいやいや。まてよ。
そもそも、僕はDSがほしい。うん。そこは間違いない。
でも、サンタさんに頼むほど、ほしいかって言われるとそうでもないし、
そもそもサンタさんに頼むんならフィンランドに手紙をかくはずだ。

さっきまで、家に帰ったらターキーとケーキとシャンパンでワイフが笑顔で迎えてくれて、
子供も腕に絡み付いてくる、そんな家庭に僕はこれから帰るんだと。
そう、本当はなべで一杯なんだけど、今日くらいはかぶれてやるさ!と思ってたんだけど、
まあ、それらは全部アレだったわけで。

そうとわかれば、デパートにでもいって晩酌用の・・・んー、この際ターキーでも買いますか。
今日くらいかぶれましょうか?

なんて考えながら、やけに割高なターキーとケーキ、それと迷ったけどシャンパンを買った。
ところで、こういういわゆる「クリスマス食」ってのは、果たして今日食べるのか?それとも明日食べるのか?

わからない。これならおでんにでもしておけばよかった。
おでんは1年365日、いつ食べてもいいし、なにより酒にあう。

なんかそう思うと今手に持ってるこれら「クリスマス食」がやたらチンケなものに思えてきて、
公園の中、キラキラ光るイルミネーション、その中を目一杯おしゃれをして、目一杯目を輝かせ、目一杯いちゃつくカップルたち。
まるで、それがクリスマスの「正式な過ごし方」とでも主張するかのようにあっちでもこっちでも
ちゅっちゅかするカップルに、居場所を奪われた、本来の主である世捨て人にそれらクリスマス食をくれてやった。

メリークリスマス。

そして、少し後悔した。

フィンランドに手紙書いておけば、間違いなくDSゲットできたのに・・
ま、いっか。
# by sansetukon4 | 2006-12-24 23:04 | 06年モテロング


街は後いくつの戸惑い投げかけるの?

by sansetukon4
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