超☆未期限



カテゴリ:M画日本昔話( 9 )


M画日本昔話1-9

もーらー? なにそれ食べれるの♪
しょーうみ ぜんぜん おぼえてねー♪♪

つぅか 冒頭ローラじゃねえ~~
あー ああああああー 夢物語ーぃー~~

(ナレーション)しょうがないじゃない。人間だもん。


                 「もら太郎9」

「ジツハナ・・」
鬼はさっきまでのふざけた口調とは違い、真剣な口調でそうきりだしました。そんな真剣な鬼の鼻からは青バナが5cmほどこんにちはしていました。

「びっくしぃ!」
そんな鬼を見上げていたもら太郎がくしゃみをしました。
くしゃみの振動で、背に積んでいた石炭が2,3個地面に落ちました。

「サムイナー」
鬼は大きな体をブルッっと震わすと、手で鼻を押さえてズビーっと鼻をかみました。
鼻水は豪快に飛び散りもら太郎にもすこしかかりました。

「普段だったら絶対許さないけど、今回はゆるしてあげるよ」
顔にかかった鼻水をぬぐうことのできないもら太郎は顔の筋肉をピクピクさせてどうにか鼻水が口に入らないようにしながら言いました。言っているそばからまた3個石炭が地面に落ちました。

「タシカゼンカイ、オレガ「ジツハナ」イウタノッテ・・」
「1月の終わりくらいだったんじゃないかな?」
「セヤロ。デ、イマハ?」
「・・・11月の半ば」
「オカシナイ?」
「季節的に言えば、おかしくは・・ないかな?」
「イヤ。マワットルヤン!イッシュウマワットルヤン!」
「まあ、そうなるね。でもさ、ほら、11月号とかなのに普通に海水浴の話とか書いちゃってる漫画とかに比べれば、ある意味潔い感じがしなくもないよね」
「ン。マア・・セヤナ・・デモサ。イヤ、コレハイマキヅイタンヤケドサ」
「どうした?」
「ン・・イヤ・・オレラ、ナンカ、キャラカワッテナイ?」

「!!」
もら太郎は鬼から目をそらして言いました
「い、いや、そんなことはないでござ・・る?」
目をそらし、なんかぎこちなくそういったもら太郎の口にさっき鬼が飛ばした鼻水が入りました。
それを吐き出すためじたばたしたもら太郎の背からまた5,6個石炭が落ちました。

「イヤイヤイヤイヤ!ヤッパオカシイヤン!ナニソノ「ゴザル」ッテ!ソレイゼンニジブンモナンカ「コレデイインダッケ?」ミタイナカンジニナッテルシ!ソモソモ「ゴザル」ナンテイッテナイカラ!
アト、ソンナセナカカラ石炭オトスキャラデモナカッタシ!ッテー!ソモソモジブン背負ッテタノ
木炭ヤン!」
「おい!おまえ何普通に漢字使ってんだよ!」
「ア・・・」

ピューーー・・
北風がヒートアップ、いやむしろ本編から脱線していく二人を落ち着かせるように吹きました。

「ま、まぁ。とりあえずこのことはおいておこうか」
「セヤネ。セッカク久々ニカエッテキタンヤシ、ハナシススメナイトナ」
「うん。じゃあ、そんな感じで、とその前に」
もら太郎は鬼に向かい合うと、目でジブンのほっぺたあたりをにらみました。
「アア。ゴメン」
鬼はハンカチを取り出し、もら太郎の顔についていた自分の鼻水をぬぐってあげると、お酒のビンからお酒を口に含ませました。
もら太郎はそれで口をゆすぎました。
「ホナ、ハジメヨカ」

「ジツハナ・・」
鬼は改めてそういいました。
もら太郎はその先をせかすように鬼を見詰めています。時折吹く北風はソンナもら太郎の背かなに詰まれた「木炭」をカラカラ揺らしました。

「オレ、カエロウトオモウネン」
「え?」
鬼が言った言葉を理解できない様子のもら太郎。そんなもら太郎の気持ちを察して鬼は続けました。
「イヤナ。帰ルッテイウテモ、イマスンデル家ニカエルッテ意味チャウデ」
「じゃあどこに?」
「故郷(クニ)ニ・・」
「どこだよそれ」
「トオイトコロヤ」
鬼はそういうとお月様が浮かぶ方向を少し悲しそうな目で見つめました。

「なんで急に故郷になんて帰るんだよ!」
「・・・」
「なんとかいえよ!お前が帰っちまったら、おじいさんがさびしがるじゃねえか!それに、俺は前にも言ったけど、お前を倒すために生まれてきたんだぞ!勝手なまねは許さないぞ!」
「・・ジブンラガ・・」
「ん?」
「ジブンラガ悪インヤナイカ!!」
鬼はもら太郎を怒鳴りつけました。そんな鬼の大きな目は空に輝く星のせいでしょうか不思議なくらいキラキラしていました。

「オレカテ鬼ヤ。ソリャ最初コノトチニキタトキハ、デッカイ悪玉ニナッタロッテオモッテタヨ!デモ、ジッサイスンデミテイロンナヒトト接シテイクウチニ、オレ、ワカンナクナッチマッタンダヨ!
皆、イイ人バッカデサ!来タバカリノコロ、悪サシテ、酷イ事シタヒトタチモ、オレノコトユルシテクレテ。オレガマジメニナルヨウニ真剣ニ「オコッテクレテ」・・イツシカ悪イコトスルヨリモ、ダレカノタメニナリタイ!オモウヨウニナッテ!デモ、オマエニイワレテオモイダシタンダヨ・・」
「・・・(てか、こいつおじいさんと出会うまで一言も言葉しゃべれなかったんじゃ・・・)」

「オニガダレカノタメニナルタメニハ、良イ事ナンテシチャイケナインダ。ッテ。」
「・・・皆を苦しめて、誰かに倒される。それが鬼の本来の役目・・・・」
「ソウイウコトヤ」

「おじいさん。悲しむかもね」
「・・セヤナ。サイゴニ「鬼」トシテシゴトガデキテヨカッタワ」
キラキラ輝いていた鬼の目から涙がこぼれました。

「おじいさんを悲しませようとしてるお前を、このまま行かせるわけにはいかない。多分、それが正義って言うことだと思うから。でも、お前が苦しむ姿も・・俺は見たくない・・」
「ヒーローダッタラ、オレヲトメルベキナノカモシレナイゾ」
「・・・あのさ?」
「ン?」
「この姿でいまさらヒーローってのも・・」
「ヤットミトメタwwww」
「うるせえ!」

もら太郎は笑いました。鬼も笑いました。
笑いながら、二人は泣きました。空に輝く星の数に負けないくらい、たくさんの涙を流しました。
そして、ふたりでお酒を飲みながら、いろいろ話ました。

キャラがさっぱり変わってしまったこと。
当初は「もら太郎」は3話位で終わらすはずだったこと。
なのに、3話分を第1話で書ききってしまい、イケル!と思いここまで長引いてしまったこと。
もら太郎の次の話をすっかり忘れてしまったこと。

なんかそれっぽい感じ匂わせてるけど、まだ最終回じゃないこと。

お酒のビンが空になってしゃべりつかれたころ
鬼が言いました
「ナア。オレハ、オレデアルタメニ「鬼」デアルコトヲエランダ」
「うん」
「オレガ「鬼」デアルイジョウ。ダレカニタオサレナキャナラナイ」
「うん」
「ドウセ倒サレルナラもら太郎。オレハオマエニタオサレタイ。」
「・・・」
「オマエガイマコノ世界ニイル理由・・」
「鬼を倒すこと」
「セヤ。ダカラ・・」

鬼はもら太郎をジブンの目線と同じ高さまで持ち上げるといいました。
「イッショニコイ。もら太郎。タビダチノトキヤデ」
「え・・」

つづく
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by sansetukon4 | 2005-11-25 01:22 | M画日本昔話

M画日本昔話1-8

ローラーァーしょうぅみ ネタ切れだ♪
この歌 意外と 作りにくい~
でーきたところで すげえ微妙~~~
あーあぁぁああぁぁー ゆーめものがたりーぃー♪



  もら太郎1-8



「ホントウハ、おまえだって気づいているんダロ」
鬼は優しい声でそういいました。

「・・・・・・」
もら太郎はなにも言い返さず、鬼を見つめていました。

・・・・・・
しばしの沈黙

そして
「お前だって、本当は気づいているん・・ダロ」
鬼はもう一度同じせりふをもら太郎に投げかけました。

「・・・・・・??」
もら太郎は理解できない様子で鬼のほうをじっと見つめています。

鬼は「んなバカな?!」と、動揺した様子で、もう一度言いました
「お前だって、本当は気づいてるん・・じゃろ」

「ああ!」
もら太郎は鬼の3度目の問いかけにやっと答えました。
「ワカッタ?」
鬼はうれしそうに言いました。

「いや、つか、似てねえよ。「じゃろ」いわれて、ああ、こいつオジイサンの声マネしてんだなってやっと気づいたわ」
「ウソー!ジブンデハ100テンマンテンマウンテンナンダケドナ~」
「うわ!お前今なんていった?」
「エ?100テンマンテンマウンテン?」
「うわ!うわ!助けて!!まじ、きつい!まじ、マジきついよそれは!やっぱ、お前はこの世界にいちゃだめだ!」
「オイオイ、ギャグヒトツデソンザイゼンヒテイカヨ」
「まあ、存在も何も、僕らどっちも架空なものですしね」
「ソレハイウナヤ」
「まあ、お前に限って言えば、ポルトガル辺りにでも行けば存在も認めてもらえるんじゃないの?」
「イケル?アカオニ、カステーラ。イケルカナ?」
「いや、知らんよ」
「ンダヨ!ノリキラネーヤロウダナ!スコシハオジイサンヲミナラエヨ」
「まあ、自分が乗りにくいのには3つ理由がありまして」
「ン?キニナルヤン。ナニヨ?」
「前回までの敵対関係から、今回の話になっていきなり普通に掛け合い漫才じみたことを自分がするのは如何かって言うのがひとつ」
「アーネ、マアタシカニ。デモ、キニシスギトチャウン?」
「二つ目は、お前はほろ酔いで気分がいいかもしれないけど、自分は、しらふだし、ここ線路引いてないから動けないし、正味ちょっとお前に引いてる部分があるよね」
「ナルホドネー、マワリガテンションアガレバアガルホド、ドッカヒイチャウッテイウノハダレニダッテアルシネ。ソレニクワエテウゴケナイッテイウノハ、チメイテキスギルヨネ」
「3つめの理由は」
もら太郎は、そこで一旦言葉を区切り、一呼吸すると怒鳴るように言いました
「お前のせりふ読みにくいんだよ!なんで、今日という暇でおじいさんはそこをつっこまなかったんだよ?自分はもうお前が家に来たときから「えー、正味これはきつくない?せめて漢字変換はしとけよ!」っておもったよ!つか、話自体がだんだん長くなるにつれ、妥協できなくなってきてるのは分かるけど、いまどき、片言の表現としてオールカタカナって言うのも如何かって感じがするしさ。そもそも、緊張感が生まれねえんだよ!」
もら太郎は、そこまでまくし立てると、鬼の反撃を待ちました。

ところが、鬼は言い返してこないどころか、実際本気でへこんでしまいました。
「オマエ・・ソコガチデイウコトナクナイ?」
表情はもう、かなりなきたそうな感じになって搾り出すように鬼は言いました。

そんな鬼にもら太郎はさらに容赦なく言います
「いや、泣きのせりふですら、読みにくいし、ふざけてる感じがしちゃってるし」

「ナンヤオマエ!ツーコトハイママデオレノセリフヲマトモニキイテナカッタッテコトカイ!」
今度はとさかに来た感じで鬼は言いました。表情豊かです。
「まあ、そういう感じだよね」
「チョットマッテヨ!ジャアナニ?ゼンカイノシリアスナカイワトカモジンブテキトウダッタッテコト?」
「んー、正味「あー、空気的にはこんな事いってんだろな」って感じで答えてたわ。つか、見栄切っとけば対外決まるっていう風にしか考えてなかったかも」 
「ナンダヨソレ?ソレジャ、ゼンカイノサイゴニオレガイミシンナセリフハイタイミホトンドネエジャン」
「まあ、話跨いでのネタだった云々より「あー、なんかやっと読みやすいセリフ吐きやがったな」としか思わなかったな。だって、分かってるでしょ?って聞かれたところで、自分が分かってることって言ったら「お前のセリフは読みにくい」くらいだし」
「オマエノイシキハ、ソッチニシカナイノカヨ!ダカラ、ホンライソコデオマエガ「ゼン」トカ「アク」トカ、ソウイウガイネンニツイテフカクカンガエルッテイウテンカイヲコッチモヨソウシテタノニリアクションウスカッタンカイ!」

「それで、自分が深く考えたとして、お前との駆け引きの末、オチが「オジイサンの物まねでした」じゃ、しょっぱくない?」

「イヤ、ウン、マア、ノリデオシキレルトオモッテタブブンガナイトイッタラウソニナルワナ」
「つか、8話まできて「ノリで押し切れる」はないだろ、いいかげん」
「カエスコトバモゴザイマセン」
「でもさ、自分的には、前回のその善と悪みたいなことでオマエと自分が問答をするって言う描写はありだと思ったよ」
「マジデ?ヤルマエイッシュン「アーコレハカラーチガウカモナー」ッテオレハギャクニオモッチャッタケドネ」
「そう?もとから自分はオマエを「悪」って決め付けてた部分があったから、ああいう切り返しは、たしかに古典的といえばそれまでだけど、話を盛り上げるには必要だと思うよ。ただ、さっきも言ったけど、そういうシーンでオールカタカナは、つらいよな・・」
「・・・・」
「まあ、いいよ。ところでオマエ結局自分をこんなところに連れてきて、何がしたかったの?まさか、物まね披露したかったわけじゃななかろうし」
と、もら太郎が言うと、「待ってました!」といわんばかりに鬼は微笑み言いました。

「ジツハナ・・・」

つづく
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by sansetukon4 | 2005-04-25 15:16 | M画日本昔話

M画日本昔話 1-7

ローラーー すっかり忘れてた
来週 地元で 同窓会~
どーっちんせ しょうたーいじょう
とどいてなーーい ああーあぁああああー
夢物語ーぃー

「もら太郎7」

鬼はもら太郎を抱えたまま、森の中をどんどん進んでいきました。
その間、鬼はもら太郎の口から手をどかさず、また、鬼自身も一言も口をききませんでした。
しばらくすると、森を抜け、小さな丘にたどり着きました。
鬼は、そのまま丘を登っていき、頂上にある岩のふもとまで来ると、もら太郎を地面降ろし、自分はその岩に腰をかけ、懐からおじいさんの家から持ってきたであろう酒瓶を取り出すと蓋をあけ、のどを鳴らしてあおり始めました。

鬼の後ろには、まんまるで大きな月がこちらを照らしています。
その光を受け、鬼の体も妖しく光り、その体をいつもの何倍も大きく見せていました。

もら太郎は、そんな鬼の姿を地面から見上げながら言いました。
「こんなところまでつれてきてどうするつもりだ!」

鬼はもら太郎の問いかけを無視して、いや、そこにもら太郎なんかいないかのように、酒をあおり続けました。

そして、酒をあおり終えると、口から滴る酒を毛むくじゃらな腕でぬぐい、もら太郎のほうではなく、月のほうを見て独り言のように鬼は言いました

「ナア、オマエガイウセイギッテナンナン?」

もら太郎は最初それが自分に向けられた質問だとは気づかず、すこしして答えました

「お前みたいな、人をだましたり、裏切ったり、傷つけたりするやつを退治すること!」

もら太郎の答えを聞いているのかいないのか、相変わらずつきを眺めながら鬼は言いました。

「“オマエミタイナ?”ナァ、ジャアギャクニキクガ、オレハオマエノメノマエデ、イツヒトヲキズツケタ?イツヒトヲウラギッタ?」

「今、実際におじいさんたちを裏切って自分をこんなところまで連れてきたじゃないか!」

「モシ、オレガオマエノイウトオリ、オジイサンヲウラギルツモリダッタラ、オマエヲココニツレテクルマエニ、オジイサンタチヲコロシテシマウハズジャナイカ?」

「それは・・とにかく!お前は人々を苦しめる悪いやつなんだ!そして、自分は、おまえら鬼から人々を守るために生まれてきたんだ!」
もら太郎は月の光を受け、妖しく輝くオニの背中に向かって叫びました。

オニは、もら太郎のその叫び声を聞いて、初めて、そこにもら太郎がいることを思い出したように、振り返り、もら太郎を見つめると、いつものオニの野太い声ではなく、やさしい声で言いました。

「ホントウハ、おまえだって気づいているンダロ」

つづく

 
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by sansetukon4 | 2005-04-24 20:02 | M画日本昔話

M画日本昔話1-6

ローラーー 新年初出勤♪

今年も変わらず いす運びー

たーまーに グラスをー 運んだりー

あぁーあああああぁー ゆーめーものがたりーぃー♪♪



                    「もら太郎6」

木炭で買収されたもら太郎を置いて居間に上がった3人はそこで、おばあさんの作ったご飯を食べました。

「ヤヤ!オバアサン、コノヒジキメッチャウマイデスヨ!」と鬼は実際そんなにうまくないオバアサンのご飯をべた褒めしました。

「そうじゃろ!ばあさんの作る料理は世界一じゃ!」

「おじいさんったら・・鬼さん。まだお変わりはいくらでもありますからどんどん食べてくださいね」
料理をほめられたおばあさんは、さっきまでの鬼に対する態度がうそのように上機嫌で鬼に言いました。

「ハハ。アリガトウゴザイマス。ジャ、ジャア、オカワリシャチャオウカナ?」

「はっはっは!見た目どおりだな!鬼はよく食べるなー」
多少お酒の入ったおじいさんもオバアサン同様上機嫌でいいました。

「グワッシャッシャ!セヤデ!ワシラオニハ1日6800キロカロリーハトエラナイトエイヨウシッチョウニナッテシマイマスカラネ!」

と、どうとればいいのかわからないギャグを交え笑った後、鬼は

「コイツマイニチコンナメシクワサレテイルノカ・・カワイソウニ・・」と心でつぶやいておじいさんを見ました。

「ん?なんじゃ?」さびしそうな目で自分を眺める鬼におじいさんはいいました。

「イヤ、ナンデモ・・ヨシー、オレモノンジャオッカナ?」
なんとなくテンション高めで鬼はそういうと、使っていた茶碗になみなみと酒を盛り一気に飲み干しました。

「おお~!さすが鬼じゃ!この「鬼殺し」を一気飲みしてしまうとは!!」

「「ぐわっしゃっしゃっしゃ!」」

一通り笑った後鬼はまた、同情するような視線をおじいさんに向けて思いました

「オニゴロシヲメイシュダトオモッテルンカナ?カワイソウニ・・ヨノナカモットイイサケナンテクサルホドアルッテイウノニ・・」

「ん?さっきからどうしたんじゃ?」鬼に向けられる視線に気づいたおじいさんがまた言いました。

「イヤ、ナンデモ・・チョットクラットキタダケデス。アア~ヨッテキチャッタ~♪ヨシ!ココデオレノダンスヲヒロウシチャルワ!!」
鬼はそういうと、得意のエコノミーダンスを二人に披露しました。

「うわーすごい!お前の体どうなてんだよ!」

「ひゃー、さすが鬼!すごいすごい!」
と、鬼が踊るエコノミーダンスに二人は大喜びでした。

そして、宴は夜遅くまで続きました

二人が酔いつぶれて寝ているのを確かめると、鬼は静かに居間を下り、もら太郎のいる玄関まで下りてきました。

「オイ!オキロ」

「・・グピグピ。もう自分は食べれないです」

「ベタナリアクショントカイランカラ!ホラ!オキロ!」
と、鬼はもら太郎のわきっぱらを軽く蹴飛ばしました。

「ウホ!積荷が!」
思わず、汽車ゆえのリアクションをとるともら太郎は目を覚ましたした。

「これはこれは、鬼よ。さっきはいいものありがとう。で、どうした?帰るのか?」

「エエカラ、チョットイッショニコイ」
と、鬼は「ひょいっ」っともらたろうをかかえると、そのまま家を出ました

「や、やめろ!自分は線路がないところでは走れないんだ!あ!てめえ!やっぱ、悪いやつだったんだな!ちっくしょう!おい!こら!やめ・・ぐむぐむ!!」
もら太郎の口を押さえると、鬼はそのままもら太郎を抱え、森に入っていきました。

「おじいさん。おばあさん。僕はやりますよ!平和のために!」口を押さえられ、身動きが取れないもら太郎はそれでも、これが自分の運命なんだと覚悟しました。

そのころ、おじいさんとおばあさんは、ねっぺをこきながら、深い夢の中にいました。

つづく・・
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by sansetukon4 | 2005-01-06 16:33 | M画日本昔話

M画日本昔話 1-5

ローラー 3食 麦ご飯~

すーきなおかずは プロテインー

そーんな生活 十五年~~

あーあああぁあぁー ゆーめーものーがたりーいぃー♪♪


                  「もら太郎5」

「意味がわからないって!しらばっくれるなこの悪党!」
もら太郎は全然身に覚えがないといった感じの鬼に腹を立てて言いました。

「テイウカジイサン。コノキシャガジブンノガキナン?」
鬼はもら太郎を無視しておじいさんに言いました

「ああ。そうじゃ、これがわしらの子供「もら太郎」じゃ。ところで、鬼や。本当にこのもら太郎が言うような悪いやつなのか?」

「イヤー、コウイウナリシトルカラソウミラレタリモスルケド、ドウナニャロナ?ムカシハヤンチャシテタケド、サイキンハジブンデハマルナッタトオモウンダケドサー」

「おじいさん!だまされちゃだめです!鬼はそうやって人をだまして悪さする最低なやつなんですよ!」

「イヤイヤ、マテヤト。アレヤデ、ワシサイキンマワリノメトカキニシテタバコマデヤメタシ、ヒトサマノメイワクニナルコトハシタオボエガナイデ。ソンナオレヲツカマエテ「サイテイナヤツ」ッテイウノハ、チョットキキズテナランノヤケド?」

「ああ。そういえば最近タバコすわなくなったな。へーやめてたんだ。ん?なんじゃ、そう考えるといいやつじゃないかやっぱり。」

「セヤデ、ニョウボウコドモヲハジメショクバデモサイキンキツエンシャハマルデ「クソムシ」デモミルヨウナメデミラレルシナ」

「あー。そうじゃな、最近は特に「スモハラ」なんていう言葉まであるくらい、やりすぎでは?というくらい、みんな敏感じゃもんな。」

「セヤデ、ダカラミンナニケムタガレナイタメニモ、ケムリスウノヤメタッテワケヤ」

ぐわっしゃっしゃっしゃ!

ひとしきりおじいさんと鬼が笑ったのを見計らってもら太郎は鬼のすねに向かって体当たりしました。

「イッター…コ、コノボケ…」

「人の話を聞け!この鬼畜生!」

「ウワ!オマエノホウガウマイコトイウナヤ!アホ!」
鬼は自分よりうまいことを言ったもら太郎に腹と立ててまだ足元にいたもら太郎を蹴飛ばしました。

がっしゃーん!

勢いよくもら太郎は壁際までふっとびました

「きゃーーー!!も、もら太郎が…」
奥でこちらの様子を伺っていたおばあさんは悲鳴を上げると、もら太郎の下に駆け寄りました。

「ア。スマン、イヤワザトチャウデ」鬼はおじいさんの方を向いて謝りました

「ふー。」おじいさんは外人がよくやる「やれやれだぜ」といったポーズとりました。

「せ、せ、せ…」

「石炭が漏れる、石炭が…」蹴り飛ばされて横になったもら太郎は、そう叫びました。

「もら太郎や!大丈夫!お母さんが、拾ってあげるから!ほら、ほら、ほrあつ!!!!」
そんな親子のやり取りを、なんとなくさめた目線で鬼とおじいさんは見ていました。

「アレヤナ、ヤッパオニハヒトザトニオリテキチャイケナイッポイナ。カエルワ。ア、コレワタシテオイテ」
と鬼はさっきおじいさんと一緒に買った備長炭をおじいさんに渡すと、帰ろうとしました。

「まて!このもら太郎がそうやすやすとこのチャンスでお前を帰すと思うか!」
やっとおばあさんに起こされたもら太郎はそういって、玄関に先回りしました。

「なんなの?」といった目線で鬼はおじいさんを見ました。

「ん…ま、まあもら太郎もそういっていることだし、とりあえず中にはいろうや。飯も食ってないじゃろ。」

「おじいさん…でも、あいつはもら太郎を…」
まだ、鬼に対して警戒心が解けないおばあさんはそうおじいさんに言いました。

「まあまあ、それはもら太郎も悪かったんじゃし、それにけられた当のもら太郎が残れといっておるんじゃし。いいじゃないの」

「はぁ…」

「ア、ジャアオコトバニアマエテゴハニタダイテイキマスワー。ナンカスミマセンネ」
鬼はすまなそうにおばあさんに言った。

「おばあさんに近づくな!お前の相手はもら太郎だといっているだろ!」

「まあまあ、もら太郎もそんなにかっかせんと、ほれ、この備長炭でも食っておれ。これはお前のために鬼が買ってきたものじゃど」

おじいさんはそういってさっき鬼から受け取った備長炭をもら太郎にわたしました。

もら太郎はそれを受け取ると、早速タンクにぶち込みました。それまで、おじいさんが作った木炭しか食べたことなかったもら太郎は、備長炭をタンクに含んですぐに鬼に向かって言いました。

「これは…いい炭だ…鬼よ…感謝の極み」

それを見たおじいさんと鬼は、外人がよくやる「やれやれだぜ」といったポーズをとって、そのまま居間へあがっていきました。

つづく。
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by sansetukon4 | 2004-11-28 13:16 | M画日本昔話

M画日本昔話1-4

ローラー 右投げ左打ち~

得意な球種は スライダ~

今季は2ぐーんーで 3セーブ~

あーああああああー ゆめものがたりーいぃ~♪♪

                
                    「もら太郎4」

おじいさんはオバアサンと奇怪な生物(実子)にせがまれて、得意の日曜大工で線路を作ると、とりあえず家の中をもら太郎が行き来できるようにそれを張り巡らせた。

「人間を80年以上やっておるが、こんなにどうしたらいいって思ったのは初めてじゃわい!」
と困惑気味にもら太郎をみていると

ぴっぴーーーー!!しゅわしゅわしゅわ!!

と、もら太郎は急に蒸気を上げて線路を走り回った。

「おじいさんや!みておくれ!もら太郎が歩いているよ!」
おばあさんはわが子が歩くざまを見て喚起の声を上げた。

「いや、歩いているというか、あれは…走っておるの間違いではないのかい?」
とおじいさんが言うと

「まあ、走っているならなおすごいじゃありませんか!生まれてすぐに走り出すなんて!これは将来「おりんぴっく」の選手ですね!」
おばあさんはさらに興奮していった。

「ああ…そうだね。」
おじいさんは縁側から見える松の木を眺めながらそう答えた。

はたして、オバアサンはぼてけていなかった。そして自分に覚えがある以上今我が家を走り回っているこの生物(と呼んでいいのか?)は間違いなく、わしの息子になるわけだ。

しかし、そもそもわしら人間からなぜこんなものが生まれてきてしまったのか?

答えのない質問を松ノ木にぶつけているともら太郎がおじいさんの足元まで走ってきていました

「どうしたんじゃ?つかれたのか?」おじいさんが聞くと、もら太郎は言いました

「じぶん、走り回りすぎて、腹がすいてきました。つきましてはおじいさん、木炭などをいただければ自分うれしいのですが。」

おくで、もら太郎の「おなかがすいた」という声を聞いて乳を出して待ち受けていたおばあさんの複雑そうな顔が見えたが、それを黙殺して、おじいさんは裏に行って薪を燃やし始めた。

次の日おじいさんは例のように山へ向かった。いつものように山では鬼が待っていた

「…というわけなんじゃが、これはどういう意味なんじゃろか?」
おじいさんは鬼に昨日の出産劇を話しました。

「マアサ、2ヶ月デウマレタトナルト、ソノコハミジュクジテコトニナルワケヤン?ホカノコドモトチガウノモ、ソウイウノカンケイシテルントチャウ?」
鬼は珍しくまともなことを言いました。

「とはいっても、見た目は汽車じゃど?しかも乳も飲まんと木炭ばっかり食べよるし、夜鳴きもせんと、一晩中汽笛をなりまわす。おかげで今日は寝不足じゃ。」

「ア。ドウデモイイケドジイサン。コドモガウマレタアトハタマッテイルダロウケドスグニヤッチャアカンヨ。アッチノホウガユルンデテスグニニンシンシチャウカラ」

「わしも80を大きく過ぎてるし、あんな子供見せられちゃそんな気力はないよ。」

「ソッカ。ナライイケド、オレハソレデイマ5ニンモガキガイテナー。ホンマタイヘンヤデ!」

ぐわっしゃっしゃっしゃ!

おじいさんはひとしきり笑うと鬼の左頬を張ったおしました。

「いや、人の話を聞けよ。」
「セヤナ…」

そして、二人で薪拾いをして、そろそろ帰ろうかとなったとき鬼は言いました。

「アレヤナ。ジイサンニガキガデキタッテイウシ、キョウアタリチョットジイサンノイエイッテモエエカイ?」

「そうかい?それはいい!おばあさんやもら太郎を紹介するよ!」
と、一人で帰るのが心細く思っていたおじいさんは鬼がうちに来るのを受け入れると、二人は街へ行って、まきを売ったお金で、お酒と備長炭をかっておじいさんの家へ向かいました。

一方おじいさんの家ではもら太郎がオバアサンと囲炉裏をかこんで話をしていました。

「もら太郎や。お前は何でそんなに元気なんだい?」今にも閉じてしまいそうなくらい目を細めオバアサンはもら太郎に聞きました。(目を細めていたのは、うれしさ半分、家中にもら太郎が吐き出す蒸気が充満していたのが半分)

「それは、自分、やらねばならんことがあるからです!」囲炉裏の周りをぐるぐる回っていたもら太郎は急に動きを止めると、そうオバアサンに言った。

「へぇ。生まれてきまもないお前がやらなければいけないものっていうのは、なんなんだい?」オバアサンは聞きました。

「正確には生まれてすぐというのは間違いなのかもしれません。極端に言えば僕は老夫婦のもとだったらどこでもよかったのです。そう、老夫婦のもとに生まれてはじめて、この使命を得る権利があったのですから。」

それをきいたおばあさんはチョット悲しそうに言いました。
「まあ、どこでもよかっただなんて…でも、わたしはそんなお前でも、自分のもとに生まれてきてくれたことを神に感謝するよ…」

「ありがとう。おばあさん。いや、母さん。自分も、この家に生まれて着てよかったと思っています。この恩は自分の使命でもある、鬼退治を果たすことで返させていただきます!」

おばあさんはそれを聞いて笑いました。
「ほっほっほ。おもしろいことをいうね、もら太郎は。この世界に鬼なんかいるもんですか。それに鬼なんて退治してくれなくても、お前が元気に育ってくれればそれ以上の恩返しなんてあるものですか」おばあさんはいいました。

「いえ、悲しいことですが、鬼は存在します。その証拠に自分はこうして使命を持って生まれてきましたし。なんといわれようと、自分は鬼を殺すことが使命です。」

パリーーーン!

そのとき、家の入り口で何かが割れる音がしました。

もら太郎とオバアサンは2人で玄関のほうをみました。

そこにはおじいさんと鬼が立っていました。
「もら太郎…おまえ何を言っておるんじゃ!」

「き…きゃーーーーー!!!」

「……こんなに早くあえるとは思っていなかったうお!さあ、おばさんは下がっていて!」

もら太郎はオバアサンが家の奥に逃げていくといいました。

「ここであったが100年目!人々を苦しめる悪の根源鬼め!このもら太郎が成敗してくれる!!」

「うそじゃろ…おまえがそんな悪者だったなんて…うそじゃといってくれ!」おじいさんは混乱して鬼にすがりました。

鬼はもら太郎に一瞥くれると、すがってきたおじいさんにいいました。

「…テイウカイミガゼンゼンワカランノヤケド?ナニコノキシャ?」

時間が止まりました。


つづく
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by sansetukon4 | 2004-11-13 22:07 | M画日本昔話

M画日本昔話 1-3

ローラー いうたら 童顔だー

見た目は いうたら 12,3ー

実際生まれは 昭和初期~

あーああーあーあー ゆーめーものがたりーぃー♪♪

         「もら太郎」

鬼からもらったお守りとみかんを、おばあさんはとてもよろこびました。

「まあ、おじいさんなんだかんだいってお守りまで買ってくるなんて…」
おばあさんはお守りを胸元にしまいこむと嬉しそうにみかんをほうばりました。

「はは、まあ、この年で親になれるっていう自信はないが、やっぱり嬉しいもんだしなー」
おじいさんはおばあさんに話をあわせて笑いました。


おばあさんが変わってしまってからそれから2ヶ月がたちました。
おばあさんはますますおかしくなり

「最近、この子動くんですよ…ほら!また…」とか
どこからか取り寄せたのか「たまごクラブひよこクラブ」を読んでいたり。

もう、おばあさんは帰ってこないんだ。そう開き直ったおじいさんはおばあさんに対して「妊娠して里帰りしてきた娘」と思うことにより何とかやってきました。

このころになると鬼はおじいさんがしゃべる言葉をほとんど理解して、なおかつ簡単な言葉ならしゃべれるようになっていました。

「アレヤネ、オバアサン。ソロソロヤマニカエシタホウガエエントチャウ?」

鬼は毒舌でした。

「はは。そんな事いうな。ああなってしまっても、本来はわしが愛して一緒に生活してきた妻だし」

「マア、ソンナンイウテモボケテモウタラモウ「オバアサン」トチャウテタダメシクライミタイナモンヤンカ」

「うーん。でもな、最近不思議なことに、わしの目から見てもばあさんの腹が膨れて見えるんじゃが…まさか、ホントに…」

「ソウゾウニンシンヤデ、ソンナン。ワシムカシツキアットッタタレトオナジヨウナコトアッタワ」

「生々しいな…」

「テカイマノニョウボウナンヤケドナ」

「鬼は本当に舶来ネタがすきじゃなぁ」

「マアミタマンマケトウヤケンネワシ」

グワッシャッシャッシャ!

2人は同時に大笑いしました。そのあとおじいさんは鬼に張り手をかましました。

「やっぱり、いいすぎじゃったって、さっきのは…」

「ソヤナ…」

で、おじいさんが帰宅すると、オバアサンが布団のなかで唸っていました。

「どうしたんじゃ?おばあさん?」

「うぅーー…おじいさん、陣痛が…うぅーーー」

「……」

もうどうしょうもないな。と思いながらもおじいさんはお婆さんのところへ行きました。

「おばあさんや。陣痛はまだ早かろう…あれから2かげ…え?」

「うぅぅ…うれゃ~~~~~~!!!!!」

スポーーーーーーーーン!!!!

そのときオバアサンの股座から何かが飛び出しました

「はぁはぁはぁ…う…生まれた…の?」

「うむ…何か飛び出してきたようじゃが…」
2人は同時にそっちのほうを見ました





b0030832_210437.gif「オギャー!オギャー!!」



「え?」おじいさんは目を疑いました

「まあ、かわいらしい男の子だこと……」おばあさんはわが子の姿に感動し涙しました

「え?というよりも…これ、わしらの子供?わしのDNAどこで息づいておるんじゃ?」

「まあ、とぼけちゃって!ところで私子供の名前考えていたんですよ。女の子だったらメリッサ男の子だったらもら太郎って…さぁ。こっちへおいで、もら太郎」

「なんがギャップが激しい命名じゃな。」おじいさんは混乱した頭で冷静に突っ込みました。

ところがお婆さんのが手を差し伸べても、もら太郎はその場を動こうとしません。

「どうしたの?怖くないわよ。ママですよー」

するともら太郎は言いました

「いや、線路引いてくれないと、自分どうにもできませんのですよ」


つづく
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by sansetukon4 | 2004-11-09 21:04 | M画日本昔話

M画日本昔話 1-2

ローラー 当分 減給だー

不況の波をー もろかぶりー あーすはわが身だ かたたたきー

はああ~ はああああぁ~ ゆーめーものがたーりーぃーー♪♪


                 「もら太郎2」

おじいさんが鬼と仲良くなって早くも2ヶ月が過ぎたある日のことーじゃった。

その日も芝刈りそっちのけで鬼とセンター返しの練習に明け暮れておじいさんが帰宅すると

おばあさんは電気もつけずに暖炉の前にすわっていた。

「おや、ばあさん?どうした?ん?飯の準備もできてないじゃないか?どうした?どっか具合が悪いのか?」

「いや、私は元気ですよ。それより、じいさんちょっとこっちへ来てくれませんですか?」

おばあさんのいつもと違った様子に驚いたおじいさんはどりあえず部屋の明かりをつけてばあさんの隣に腰を下ろしました。

「どうしたんじゃ?あらたまって?さては昼寝でもして夕飯の支度を忘れたんじゃな?」
と少しとぼけた感じで爺さんが言うと、ばあさんは青ざめた顔で言いました。

「こないの」

おじいさんは何のことかわからず、しばらく考えていいました。

「何がこないんじゃ?、、、、、あ。お迎えのことか?そうじゃなー。わしらももういい年じゃならなー。でも、それはそれでこないほうがいいものではないのか?なんだかんだいっても、、、」

「ちがうの!こないって!アレが、、、、こないの!ふざけないでよ!それくらいわかるでしょ!」
ばあさんはすごい剣幕でおじいさんにそういうと突然崩れたように泣き出しました。

「いや、アレが来ないってばあさん。一瞬アレがなんだかわからんくらいびっくりしたよ。そんなものはここ40ねん来ていないんじゃないのかい?わしらもう爺と婆じゃぞ」
とアレ云々よりボケがさきにきてしまったんじゃなかろうか?と心配して言うとばあさんは

「そうやって現実から目をそらせば男の人はいいかもしれないけど、私いやなの!これが最後のチャンスかもしれないし!、、、、あたし、、、産みたいの!」

「ばあさん、、、、」

おじいさんはおばあさんが本当に言ってしまったと思い、悲しくなり、とりあえずその場は何とかばあさんを励まして寝かしにつけると台所に行き、慣れない手つきで晩御飯を作り始めました。

「結婚してもう、50年以上になるかな?いままでばあさんに甘えっきりで家事ひとつ手伝ったことなかったっけ?、、、、いまさら、できるかわからないけど、、、これからはわしが2人分がんばらにゃーなー、、、、、」おじいさんはそういいながら包丁でジャガイモをむいていきました

「、、、はは、、ばあさんのにくらべると、いびつな形だな、、、ばあさんこんなジャガイモ見たら笑うかな?はは、、、、しょうがないよな、、今までやったことないんだもん、、」
おじいさんは泣きながら、それでも一生懸命料理を作ると先に寝たおばあさんを起こさないように静かに一人だけの晩餐を済ませると、自分も布団にもぐりこみました。

次の日、昨日の残りを朝ごはんに食べていると、おばあさんが布団から顔をだして

「おじいさん、、私、すっぱいものが食べたい、、、、妊娠するとすっぱいものが食べたくなるって本当だったんですね、、、、」おばあさんはそういうと家事をしないことに対してすまなそうに、それでいて少しうれしそうに笑いました。

「そうかい。じゃあ、かえりにみかんでも買ってきてあげよう」おじいさんは勤めて明るくそういうとご飯をかきこみ、その場から逃げるように山へ向かいました。

山で鬼が待っていました。

おじいさんは鬼の顔を見るとそれまでの緊張から開放されたように、その場に崩れこみ泣きました。

おばあさんが急にぼけてしまったこと、うまくジャガイモを向けなかったときに感じた、おばあさんの偉大さ、これからのこと、誰かに聞いてもらえば楽になるかも、おじいさんは鬼に向かって、そうやって自分の不安をすべてぶちまけました。

おにはそばに座り込んで、だまって聞いていました。

「ははは。お前に言ってもわかるわけないよな。すまんかった。今日は何をする?昨日の続きでゲッツー崩しの練習デモするか!」
わだかまりをすべて吐き出して少しすっきりしたおじいさんはそういうと背負っていたかごからバットとボールを取り出して鬼に渡しました。

鬼はそれらをおじいさんに返すと

「サスーンクオリティー、ベネッサウイロウ、、、、サンタモニカ」とおじいさんにいってどこかへ行ってしまいました

「どうしたんじゃろ?」3つしか鬼語がわからないおじいさんは、鬼が何を言っていたのかわからず、とりあえず、帰ってくるのを待つことにしました。

1時間ほどして鬼が帰ってきました。

「どこへ行っておったんじゃ、、、、、ん?」

鬼はパンツの中から、あふれんばかりのみかんを取り出すとそれをおじいさんに渡しました

「おまえ、、、、」おじいさんはなんといっていいかわからず、ただみかんを抱えていると、鬼はさらにパンツから何かを取り出しおじいさんに渡しました。

安座祈願

それは安産のお守りでした。

おにはやさしく微笑むと「ビストロ!ロマネコンティ!」とおじいさんに言いました。

「いや、そうじゃないんじゃが、、、」おじいさんがそういいかけると、鬼はおじいさんに口を手でふさぎ

「メルローズ!」といいました。

おじいさんは笑うしかありませんでした。


つづく。
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by sansetukon4 | 2004-11-05 12:40 | M画日本昔話

M画日本昔話

ローラ~ 月給 19万~

今も 昔も 変わりなく~

おーもな 作業は いす並べ~

はああ~ はあああああ~ ゆーめものがたーーりーいぃー♪♪



                  「もら太郎」

むかーし昔、あるところに、おじいさんとおばあさんがすんでいました。冷蔵庫には人参とナスときゅうりが入っていました。
毎日、おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは、冷蔵庫の前で下の川が大洪水で人生の洗濯をしていました。

夕飯のおかずは毎晩おばあさんが漬けた人参とナスときゅうりのお新香でした。

「ばあさんの漬ける新香は本当にイイ塩按配でおいしいねえ」おじいさんは貧しくて、お肉とかめったに食卓には上らないけど、このおばあさんの漬ける新香をたいそう気に入っていました。

するとおばあさんは「そりゃ嬉しいこと言ってくれますねえ~、女は死ぬまで女って言うことですよ」と、意味深な返事をしました。頬がピンク色でした

とっくにかれ果てていたおじいさんでしたが、生粋の日本男児であるおじいさんは「据え膳食わぬばなんとやら」の精神の元、その夜は35年ぶりにおばあさんを抱きました。

そして次の朝

すっかり女の顔を取り戻したばあさんの笑顔に見送られ、マッチ棒のように性も根も使い果たしたおじいさんは、山へ芝刈りに向かいました。

その日以来、冷蔵庫に人参やナスやきゅうりがはいっていることはなくなりました。
食卓にもやたらレバニラ炒めや卵黄が上るようになりました。

もっとも変わったことといえば、その日以来、おじいさんが山へ芝刈りに行くと、鬼に出会うようになりました。

鬼はおじいさんがわからない言葉でおじいさんに何かを訴えると毎回銀杏を6粒ほどおじいさんに渡して去っていきます。

最初は鬼におっかなびっくりだったおじいさんですが、次第に「こいつはわるいやつじゃないな」と鬼に心を許していくようになりました。

2人は親友になったのです。

おじいさんは鬼に言葉を教えました

「かんぴょう」

「ベルマーク」

「シルクプロテイン」

鬼はこれらの単語を覚えました。
おじいさんも鬼から鬼語をおしえてもらいました

かんぴょう→「エコノミスト」

ベルマーク→「名人位」

シルクプロテイン→「知的複合体」

おじいさんには鬼の言葉は難しかったので、2人はこの3つの単語のみをもちいて会話をするようになりました。


そして、2人がであって2ヶ月がたったある冬の日に事件は起きました


つづく。
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by sansetukon4 | 2004-11-03 15:50 | M画日本昔話


街は後いくつの戸惑い投げかけるの?
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