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超☆未期限



M画日本昔話1-8

ローラーァーしょうぅみ ネタ切れだ♪
この歌 意外と 作りにくい~
でーきたところで すげえ微妙~~~
あーあぁぁああぁぁー ゆーめものがたりーぃー♪



  もら太郎1-8



「ホントウハ、おまえだって気づいているんダロ」
鬼は優しい声でそういいました。

「・・・・・・」
もら太郎はなにも言い返さず、鬼を見つめていました。

・・・・・・
しばしの沈黙

そして
「お前だって、本当は気づいているん・・ダロ」
鬼はもう一度同じせりふをもら太郎に投げかけました。

「・・・・・・??」
もら太郎は理解できない様子で鬼のほうをじっと見つめています。

鬼は「んなバカな?!」と、動揺した様子で、もう一度言いました
「お前だって、本当は気づいてるん・・じゃろ」

「ああ!」
もら太郎は鬼の3度目の問いかけにやっと答えました。
「ワカッタ?」
鬼はうれしそうに言いました。

「いや、つか、似てねえよ。「じゃろ」いわれて、ああ、こいつオジイサンの声マネしてんだなってやっと気づいたわ」
「ウソー!ジブンデハ100テンマンテンマウンテンナンダケドナ~」
「うわ!お前今なんていった?」
「エ?100テンマンテンマウンテン?」
「うわ!うわ!助けて!!まじ、きつい!まじ、マジきついよそれは!やっぱ、お前はこの世界にいちゃだめだ!」
「オイオイ、ギャグヒトツデソンザイゼンヒテイカヨ」
「まあ、存在も何も、僕らどっちも架空なものですしね」
「ソレハイウナヤ」
「まあ、お前に限って言えば、ポルトガル辺りにでも行けば存在も認めてもらえるんじゃないの?」
「イケル?アカオニ、カステーラ。イケルカナ?」
「いや、知らんよ」
「ンダヨ!ノリキラネーヤロウダナ!スコシハオジイサンヲミナラエヨ」
「まあ、自分が乗りにくいのには3つ理由がありまして」
「ン?キニナルヤン。ナニヨ?」
「前回までの敵対関係から、今回の話になっていきなり普通に掛け合い漫才じみたことを自分がするのは如何かって言うのがひとつ」
「アーネ、マアタシカニ。デモ、キニシスギトチャウン?」
「二つ目は、お前はほろ酔いで気分がいいかもしれないけど、自分は、しらふだし、ここ線路引いてないから動けないし、正味ちょっとお前に引いてる部分があるよね」
「ナルホドネー、マワリガテンションアガレバアガルホド、ドッカヒイチャウッテイウノハダレニダッテアルシネ。ソレニクワエテウゴケナイッテイウノハ、チメイテキスギルヨネ」
「3つめの理由は」
もら太郎は、そこで一旦言葉を区切り、一呼吸すると怒鳴るように言いました
「お前のせりふ読みにくいんだよ!なんで、今日という暇でおじいさんはそこをつっこまなかったんだよ?自分はもうお前が家に来たときから「えー、正味これはきつくない?せめて漢字変換はしとけよ!」っておもったよ!つか、話自体がだんだん長くなるにつれ、妥協できなくなってきてるのは分かるけど、いまどき、片言の表現としてオールカタカナって言うのも如何かって感じがするしさ。そもそも、緊張感が生まれねえんだよ!」
もら太郎は、そこまでまくし立てると、鬼の反撃を待ちました。

ところが、鬼は言い返してこないどころか、実際本気でへこんでしまいました。
「オマエ・・ソコガチデイウコトナクナイ?」
表情はもう、かなりなきたそうな感じになって搾り出すように鬼は言いました。

そんな鬼にもら太郎はさらに容赦なく言います
「いや、泣きのせりふですら、読みにくいし、ふざけてる感じがしちゃってるし」

「ナンヤオマエ!ツーコトハイママデオレノセリフヲマトモニキイテナカッタッテコトカイ!」
今度はとさかに来た感じで鬼は言いました。表情豊かです。
「まあ、そういう感じだよね」
「チョットマッテヨ!ジャアナニ?ゼンカイノシリアスナカイワトカモジンブテキトウダッタッテコト?」
「んー、正味「あー、空気的にはこんな事いってんだろな」って感じで答えてたわ。つか、見栄切っとけば対外決まるっていう風にしか考えてなかったかも」 
「ナンダヨソレ?ソレジャ、ゼンカイノサイゴニオレガイミシンナセリフハイタイミホトンドネエジャン」
「まあ、話跨いでのネタだった云々より「あー、なんかやっと読みやすいセリフ吐きやがったな」としか思わなかったな。だって、分かってるでしょ?って聞かれたところで、自分が分かってることって言ったら「お前のセリフは読みにくい」くらいだし」
「オマエノイシキハ、ソッチニシカナイノカヨ!ダカラ、ホンライソコデオマエガ「ゼン」トカ「アク」トカ、ソウイウガイネンニツイテフカクカンガエルッテイウテンカイヲコッチモヨソウシテタノニリアクションウスカッタンカイ!」

「それで、自分が深く考えたとして、お前との駆け引きの末、オチが「オジイサンの物まねでした」じゃ、しょっぱくない?」

「イヤ、ウン、マア、ノリデオシキレルトオモッテタブブンガナイトイッタラウソニナルワナ」
「つか、8話まできて「ノリで押し切れる」はないだろ、いいかげん」
「カエスコトバモゴザイマセン」
「でもさ、自分的には、前回のその善と悪みたいなことでオマエと自分が問答をするって言う描写はありだと思ったよ」
「マジデ?ヤルマエイッシュン「アーコレハカラーチガウカモナー」ッテオレハギャクニオモッチャッタケドネ」
「そう?もとから自分はオマエを「悪」って決め付けてた部分があったから、ああいう切り返しは、たしかに古典的といえばそれまでだけど、話を盛り上げるには必要だと思うよ。ただ、さっきも言ったけど、そういうシーンでオールカタカナは、つらいよな・・」
「・・・・」
「まあ、いいよ。ところでオマエ結局自分をこんなところに連れてきて、何がしたかったの?まさか、物まね披露したかったわけじゃななかろうし」
と、もら太郎が言うと、「待ってました!」といわんばかりに鬼は微笑み言いました。

「ジツハナ・・・」

つづく
by sansetukon4 | 2005-04-25 15:16 | M画日本昔話
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街は後いくつの戸惑い投げかけるの?

by sansetukon4
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